しもつかれ

栃木の郷土料理に『しもつかれ』がある。幼少時代は見向きもしなかったが、糖質やカロリーを気にする年齢になると、やけに『しもつかれ』が美味しく感じるようになった。それぞれの家庭で味も違うと言われ、手間もかかるようだ。ただ見た目が今一つで、透明のビニール袋に入れたりすると、まさに勘違いも甚だしく一気に食欲が減退する。ところが、食べてビックリなかなかの味だ。見た目と味がこれほど違うものはそうあるもではない。

人も同じに思える。見た目もあるが、人の本質はもっと大事になる。表面だけでは我が子すら分からない事がある。我が子だからという思い込みを捨て、一人の人間として成長を見守ることは不可能だろうか?世の親たちが、我が子だからの思いを捨てられたら『不登校生』たちはどれほど救われ、正常な親子関係を築けることだろう。