「手紙と線路と小さな奇跡」
2021年公開の韓国映画「手紙と線路と小さな奇跡」を観た。
1960年代はアジアで最貧国であった韓国。この映画の舞台は1986年、「漢江の奇跡」と呼ばれた時代だ。経済成長率12.9%。国際収支黒字額46億ドル。この時代には、まだ駅がない所もあり、そこに住む人々は駅がある所まで歩くのである。そのような村に住む高校生が駅の開設を夢見て努力をしながら、夢を叶えていく実話である。
大統領府に54通以上の手紙を出す。手紙が正しく書けるように正書法の講義を受ける。クイズ大会で1位になると大統領に会える特典を目指しクイズ大会に出場する。様々な努力を重ねていく。父親との関係、姉との関係など人間模様が見られる感動のストーリーだ。
現在の日本社会は少子高齢化社会。物価高でものが買いにくい時代でもある。ものを製造し販売する企業は、この物価上昇をどのように捉えているのか。我々庶民は慎ましく日々生活している。日本社会はどの方向に向かっているのか。先を見通せる政治家に聞いてみたいところだ。