Category: 卒業生の声

大学合格体験記~10代の大切な時間を諦めなくてよかった

大場 輝子

令和3年 

慶応義塾大学文学部合格

私は高校2年の6月に中退し、2021年秋から夢作志学院の昼間部(大学受験コース)に通い始めました。遅めのスタートで、はっきり志望校を決めたのは高2の終わりでした。それからは共に頑張る友達にも恵まれて、現状の成績や目の前の難しぎる問題に絶望しながらも無謀なチャレンジを楽しむことができました。

慶応の文学部は英語長文が一題と小論文と歴史という組み合わせで試験が実施されます。最初は課題文の長さに唖然としましたが、あとから考えるとこの問題形式が文章を書くことが好きな私にはとても合っていました。私にとって一番の不安は世界史でした。過去問を解いていても苦手な部分になるとまるでダメで本番も同じことが起きるかもしれない・・・と直前まで絶望的な気持ちでいまいした。でも気持ちを切り替えて、これまで夢作志でやってきた勉強を信じてみることにしました。すると本番ではラッキーも重なり、かなりの部分を自信をもって埋めることができました。それでもちょっとできたらといって受かるほど簡単ではないと思っていたので、合格通知を見たときは本当に嬉しかったです。

受験を通して勉強面はもちろんのこと、内面の部分での大きな成長を得られました。また、身をもって挑戦することの大切さを学ばせていただきました。大学でも新たな出会いと学びを楽しみに、自分にできることを見つけていこうと思います。

星槎国際高等学校宇都宮キャンパス夢作志学院第15期生 F.Gさん

私は中学1年の夏に学校へ行けなくなり。中学2年の冬に夢作志に入学し、高校3年までの5年間を夢作志で過ごしました。

私の場合、特に何か大きなきっかけがあったわけではなかったのですが、ある日を境に周りのみんなが自分の敵で、視線がとても怖いと感じるようになりました。

そんな中、少しでも外へ出るきっかけが欲しいと思い夢作志へと足を運びました。すると、当時も周りの人が怖くて外へ出られなかったのですが、不思議なことに教室に入った時の第一印象は「居心地の良い場所だな」というもので、ここなら行けるかも思い通い始めました。

もともと身体が弱く体調を崩しがちだったので、通い始めたころは週1回ほどのペースだったのですが、夢作志では勉強だけでなく気分転換に運動やカードゲームなど好きな事をして過ごす時間もあり、時には遠足や文化祭などのイベントを行っていたので、通うのが楽しくなり、徐々に2回、3回と増やしていき、最終的には、ほとんど休まないで通えるようになりました。

現在の私は、病気や怪我のリハビリを行う仕事に就くため、大学で日々勉強しています。この仕事は患者さん一人ひとりに向き合う必要があり、人との関わりがとても重要な仕事なので、昔は人とか関わるのが怖かった私が就こうとしているのはとても不思議なことだと思いますし、すごいことだなとも同時に思います。

最後に、私は夢作志で時には立ち止まって休んでも良いといことを学びました。体調が悪ければ休みながら、自分のペースで進んでいくことの大切さ夢作志は教えてくれました。

そんな自分らしさを尊重してくれる場所だったなと改めて感じました。

星槎国際高等学校宇都宮キャンパス夢作志学院第11期生 S.M.さん

私は中1で不登校になりました。当時、兄が夢作志の進学塾にお世話になっていたこともあり、夢作志のフリースクールに通い始めました。高校も夢作志の通信制高校に入学しました。夢作志卒業後大学へ進学し資格を取り、今は社会人として働いています。

夢作志は自由な校風で、何かを強制されることはありませんでした。何か相談したい、話したい時は話を聞いてくれる先生もいるので、たまに話を聞いてもらっていました。

遠足や陶芸教室、果物狩りなど課外活動も多く、他の学校では体験できないことも体験出来て良かったと思っています。

夢作志に通うことで両親には金銭面で迷惑をかけたと思いますが、不登校のまま引きこもるより夢作志に通って様々な人や体験を通じて成長できたのは私の人生にとってとてもいい経験になったと思います。