めっきり映画を見る機会が無くなった。
インド映画はキレきれのダンスが華やかさを増し見ている人を魅了する。最近では3時間を超す大作が上映された。
韓国映画は国内の問題を背景に作られた思われる『パーフェクト・ドライバー』。主演は『パラサイト半地下家族』で長女役のパク・ソダム。100%の成功率でなんでも配達するというストーリー。映画のメッセージ性は明確である。2月コラムで触れたブータンの映画もそうであった。日本でも背景の映像美が高く評価された『君の名は』がそうである。
制作者、原作者の意図を映像という形で表現する。見る側は大画面で複数の観客と感動を共有する。TV画面やタブレット画面ではなく、映画館の大画面で観る。この大画面での感動を共有する経験が大切なのである。
不登校生はこの感動するという経験が少ない。さらに生活体験も少ない。だから心の栄養が不足する。外的環境へ適合する時のエネルギーが足りていないのである。感動はそのエネルギーを生成する一部である。
小説と違い感動の共有が、同じ場所・同じ時間・同じ空間で出来るのだ。この環境が大切である。
だから映画を見ることも視野に入れて余暇を過ごしたい。
現代版「映画のススメ」である。
諭吉さんは私の主張をどのようにとらえるのか。考えるとタイムスリップしたくなる。過去の偉人たちは偉業をなして名を遺した。偉人に学ぶことは後世につなげたい。
そう考えるのは私だけでしょうか。