感謝

映画を良く見る。

最近、面白いような、変なような、分かりにくい映画を見た。

2023年度アカデミー賞、作品賞他7部門受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』だ。カタカナ表記だと尚更分かりにくい。

『Everything Everywhere All At Once』何事も全て一度だけ、みたいな訳かな?

頭の中で展開される悩みの戦い。

家族や知人・友人や生活に関わりのある人が、いきなり豹変するので説明しにくいが、展開される映像の中身は全て主人公の頭の中を表現している。全ての物事を否定し規制や縛りに束縛されないメッセージ性の強いものが伺える。最後には”愛”が解決の道へと示していく。

各々の立場や考え方、趣味・稽好があるがゆえに人間関係が上手くいかない。真に現代社会で生きることとは、絶対的な答えは存在しないとされている。価値のある世界で生きるということは何に繋がっていくのか。哲学者にでも聞いてみたいものだ。

楽しく価値のあるものは、受け身ではなく自ら行動するときに訪れるのではないだろうか。

頭の中で解決しようとすると戦いが始まる。

『今』あることに感謝の気持ちが湧いてくると、なぜか上手くいくことが多い。年齢にもよると思う。先が見えてきた年齢になると思いを巡らせることが色々出てくる。その中で出会った人には感謝していきたい。出会ったその時々で一緒の空間や時間を過ごせることは本当に有難いことだ。