第4回
「『勉強しなさい』を減らすと、子どもが学び始める? 保護者にできる4つのサポート」
子どもが勉強していないと、
「勉強しなさい」
「宿題はやったの?」
「テストが近いんだから、もっとやらないと」
と言いたくなるのは、自然なことです。
保護者としては、子どもの将来を心配しているからこそ、声をかけています。
しかし、毎日のように「勉強しなさい」と言われることで、子どもが「勉強=怒られるもの」と感じてしまうこともあります。
では、保護者は何をすればよいのでしょうか。
ポイントは、「勉強そのものを管理する」ことから、「勉強できる状態を支える」ことへ、少しずつ役割を変えていくことです。
1つ目は、「いつ勉強するか」を一緒に決めることです。
「毎日2時間やりなさい」ではなく、
「夕食の前に15分やってみようか」
など、生活の中に無理なく組み込んでみましょう。
2つ目は、「何をやるか」を具体的にすることです。
「ちゃんと勉強しなさい」
ではなく、
「今日は数学の問題を3問やってみよう」
「英単語を5個覚えよう」
というように、行動を具体的にします。
3つ目は、「結果」だけではなく「過程」を認めることです。
テストで80点を取ったときだけ、
「すごいね」
と言うのではなく、
「毎日少しずつ勉強していたね」
「分からない問題を質問できたね」
「前より計算が速くなったね」
という部分にも目を向けてみてください。
子どもにとって、「努力を見てもらえている」という感覚は、次の挑戦につながります。
4つ目は、「親が全部解決しようとしない」ことです。
子どもの勉強について、保護者が悩みすぎてしまうケースがあります。
「どう教えればいいのか分からない」
「家では全然やらない」
「このままで高校受験は大丈夫なのか」
そんなときは、一人で抱え込む必要はありません。
学校の先生や塾、学習支援機関などに相談し、第三者と一緒に子どもの学習状況を整理することも大切です。
文部科学省も、子どもの教育について学校・家庭・地域がそれぞれの役割を担い、連携することの重要性を示しています。
そして、何より大切なのは、
「勉強できる子にすること」
だけを目標にしないことです。
「自分から学んでみよう」
と思える子に育てること。
そのためには、
安心できること。
失敗しても責められないこと。
分からないと言えること。
できたことを認めてもらえること。
こうした環境が大切です。
M-Labでは、「勉強を教える場所」であると同時に、「その子に合った学び方を一緒に見つける場所」でありたいと考えています。
夏休みが終わった9月は、学習習慣を見直す良いタイミングです。
「もっと勉強させなければ」と考える前に、
「この子にとって、学びやすい環境になっているだろうか?」
と、一度考えてみてください。
子どもの学びを変えるのは、勉強時間を増やすことだけではありません。
「学びやすい環境」をつくることから、子どもの成長は始まります。