Month: 9月 2024

「インサイド・ヘッド2」

成長という言葉にはいろいろな意味が含まれる。

成長に定義はないが、先日『インサイド・ヘッド2』を見た。

思春期の少女ライリーの成長と家族の絆が描かれていた。少女ライリーの頭の中の感情たちの世界が舞台である。感情たちがそれぞれに、「ライリーを作っているのは感情ではない!ライリーを作っているのは過去の積み上げてきた経験だ!」という場面があった。『ヨロコビ』が必死にライリーを助けようとする場面は自然と泣けてくる。自分にも経験があったような過去を思い出す。

前作にはなかった感情『シンパイ』が登場する。失敗しないように準備をし、また、失敗した時にどうするか先回りして準備する。なかなかウザい存在だが、誰でも経験・記憶にあるものだ。

この映画の最後に『ヒミツ』の感情が出てくる。マンホールのような穴から出てきてすぐに引っ込んでしまう。エンドロールが終わるころに映像が出てくるので、帰ってしまった人は『ヒミツ』の感情に出会えない。

誰でも持ち合わせている『ヒミツ』。

感情ではなく意思が自分を作る。

自分が何をしたいのか。「○○をしたい!」この気持ちが生きる原動力ではないだろうか。

「こんな職業につきたい」

「こんな人になりたい」

お金や社会的地位で人間の価値が決まるもではない。

良い自分も悪い自分も両方を受け入れることが、本当の自分なのである。

こう思うのは「さとうじぃ」だけだろうか。