新しい年になると、受験が始まる。受験といえば学問の神様『菅原の道真』である。学問の神様として祀られ、受験生は天満宮にお参りする。
菅原道真は左遷させられた人物である。太宰府天満宮がそれである。道真は不本意な死を遂げた。道真の死後、朝廷では災いが続きその災いは道真の怨念であるとして、天満宮を建て祀ったとされている。
学問の神様として後世に伝えられたが、反面道真の恨みが怖くて天満宮を建て道真の恨みを鎮めようとした一面もあるのが、天満宮である。
神社には祀られている人がいる。
そして祀られている理由がある。
受験生の気持ちも分からないでもない。
本当の学問の神様いるとするならば、自分自身の受験勉強という行いの中にあるのではないだろうか。受験によって自分の内面が鍛えられる。
神様の居場所はどこだろうか。
それを選ぶのは神様しか分からない。
試験中に不安になったら安心できる人を思い出してほしい。
その人が神様ではないだろうか。