今年の3月に偉大な人物が他界された。教育に熱く、生徒や子どもたちに何が出来るか、生徒の側にたった教育を実践しきた素晴らしい人物だ。
最初の出会いは「みかん校舎」と呼ばれる場所で、なんと午前10時に伺って帰路についたのは夜の8時だった。昼食・夕食と2食頂き、何し来たのか忘れる程だった。最後にその人物は、スタッフに背負われ校舎を後にした。何とも風変わりな面談だ。
夕食時、その人物は食材を手づかみして鍋の中に入れ、「俺、さっきトイレ行って、手を洗っていなかった。」とおどけてみせた。素顔をだけでなく、自分の来客の対応まで明け透けに見せる。「見せかけはいい!本気で考えてくれ!信頼するなら自分を信じろ!!」とい痛烈なメッセージを感じた。通信制高校「夢作志学院」を始めたきっかけだ。
人の出会いは人生を左右する程大事なものだ。コロナ渦で外に行けない閉ざされた時期は、何もかも後退させられてしまったように思えてならない。